社内イベント・クリエイティブ
社内イベント・クリエイティブ制作のオージャスト2024-12-24
2024-12-24
企業やブランドにとって、周年イベントは成長を祝う大切な機会です。周年イベントは、単なる記念行事にとどまらず、社内外へのメッセージ発信やブランド力向上のチャンスでもあります。しかし、単なるパーティーや式典の開催だけでは、成功する周年イベントとはいえません。参加者を魅了し、記憶に残るイベントにするための工夫が重要です。
この記事では、周年イベントを成功に導くためのポイントをはじめ、実際に成功した企業事例5選や、効果的な企画アイデア8選をご紹介します。これらを参考に、次回の周年イベントをさらに魅力的に、印象深いものにするためのヒントを得てください。
目次
周年イベントとは、企業や団体が設立から一定の年数を迎えた際に行う記念行事のことです。通常は、創立記念日や設立周年に合わせて、社内外の関係者を招待して実施されます。周年イベントは、企業の歴史を振り返るだけでなく、社員の士気を高め、ブランドの認知度向上を目指す重要な機会でもあります。例えば、企業の成長や社会貢献を示すためのアピールイベントや、顧客や取引先に感謝の意を示すための催しが行われることが多いです。
このように、周年イベントは単なるお祝い行事にとどまらず、企業のブランド価値を高めるための戦略的なイベントとして位置付けられています。成功させるためには、明確な目的設定や参加者に与える印象を意識した企画が不可欠です。
企業が周年イベントを開催する目的は、対象となる参加者が社内か社外かによって異なります。社内向け、社外向けそれぞれの目的を理解することで、イベントの内容や進行方法をより効果的に計画できます。それぞれの目的について詳しく見ていきましょう。
社内向けの周年イベントは、社員の士気向上や企業への愛着を深めることを目的としています。周年という節目に社員一人ひとりの貢献を称えることで、企業の未来への意識を共有し、さらに団結力を高められます。そのため、社員が一体となって次の目標に向かって歩んでいけるようなイベントを実施することが重要です。
社外向けの周年イベントは、企業のブランドイメージ向上と取引先や顧客との関係強化を目的としています。周年という節目に企業の成長や信頼性をアピールし、社外のステークホルダーにポジティブな印象を与えることで、長期的なパートナーシップの土台を築きます。また、顧客や取引先への感謝の気持ちを伝えるためには、特別なキャンペーンや限定商品の発表が有効です。
周年イベントを成功させるためには、魅力的で独自性のある企画が欠かせません。参加者層や目的に応じた工夫を取り入れると、企業のブランド価値を高めると同時に、関係者の満足度を引き上げられます。多くの企業が活用している8つの効果的な企画アイデアを、具体例とともに紹介します。
華やかな式典パーティーは、企業の成長を祝う場としてふさわしい形式です。厳選した会場に特別感のある装飾や演出を加えることで、参加者の満足度を高められます。さらに、スピーチやプレゼンテーションを通じてこれまでの成果を振り返り、今後の展望を共有する場としても有意義です。
社員の貢献を称える表彰式は、社内向けイベントとしてモチベーションを高める効果があります。優秀社員やチーム全体の努力を称えるプログラムを盛り込むことで、社員の満足度やチームワークの向上が期待できます。さらに、特別なトロフィーや記念品を贈ることで、受賞者にとって忘れられない体験となるでしょう。
企業の歴史やこれまでの歩みをまとめたVTRは、視覚的にも感情的にも訴求力のある演出です。創業時の苦労や企業が迎えた転換点を盛り込み、過去から現在までの成長を物語ることで、関係者の心を強く惹きつけます。顧客や社員の声をインタビュー形式で加えれば、企業への親しみや信頼感がさらに深まるでしょう。映像の結びに未来への展望や目標を盛り込み、次のステップへの期待感を抱かせる構成を目指しましょう。
記念イベントにオリジナルテーマソングを取り入れると、特別な一体感と記憶に残る演出が生まれます。歌詞に企業の理念やストーリーを盛り込み、ブランドのメッセージを印象深く伝えます。制作した楽曲は、イベント中に披露するだけでなく、社内外で使用して認知度や社員の帰属意識を高めます。映像やSNSで活用すれば、その影響力をさらに広げられるでしょう。
企業の理念やイメージを写真で表現するブランディングフォトは、周年イベントの記念として非常に効果的です。撮影した写真は、販促物やSNS投稿、ホームページ素材として活用でき、イベント後も企業の価値を広く伝え続けられます。また、ブランディングフォトは社員にとって自社への誇りや士気を高める機会となり、外部には企業の魅力を視覚的にアピールする手段となります。周年イベントを記念するだけでなく、未来に向けた企業の姿勢を象徴するビジュアルとしても、イベントにふさわしいコンテンツといえるでしょう。
参考:社内イベント「ブランディングフォト」
ギネス世界記録に挑戦することで認知度の向上を図り、マーケティングやブランディング施策に活用する企業が増えています。
成功した場合には、マスコミ等のメディアに取り上げられることでPR効果が期待できるでしょう。
挑戦が必ず成功するとは限りませんが、社員一丸となってギネス世界記録に挑戦することで、社員のエンゲージメント向上効果も期待でき、一致団結して世界一に挑戦することで組織内の絆が深まり、社員のモチベーションアップにもつながるでしょう。
参考:ギネス世界記録に会社で挑戦!申請から認定までの流れと企業事例
周年を記念した新サービスや新商品の発表は、顧客や取引先への感謝を伝える有効な手段です。限定商品や特別価格キャンペーンを実施すれば、注目を集め、売上増加のチャンスにもつながります。商品やサービスに周年イベントのテーマを反映させれば、全体に統一感が生まれ、企業の革新性や顧客思いの姿勢を効果的にアピールできるでしょう。
周年イベントの象徴となる特別なロゴを制作すれば、ブランドイメージを一層向上させられます。ロゴはイベントの装飾や公式資料、記念グッズに活用することで、統一感を生み出し、参加者に記念性を強く印象付けます。また、SNSやウェブサイトで使用することで、オンライン上での認知度も高められるでしょう。
未来を見据えたタイムカプセルの企画は、企業の成長を象徴するユニークな取り組みです。社員や顧客からのメッセージや成果物をカプセルに封印し、次の周年イベントで開封すれば、時間を超えた感動を生み出せます。タイムカプセルを埋めるセレモニーを行うことで、次世代に向けたビジョンを共有し、周年イベントに一層の意義を持たせられます。
周年イベントを企画する際は、成功を収めた企業の事例を参考にするのがおすすめです。成果を上げた企業の取り組みを基に、効果的な施策やアイデアを見つけやすくなります。周年イベントを成功に導いた企業の事例を5つ紹介し、それぞれの特徴的なポイントを解説します。
株式会社資生堂は、2022年に創業150周年を迎えるにあたり、大規模な周年イベントを開催しました。特に注目されたのは、「いちばん好きな私を見つける場所」というテーマのもと、全国7都市で最新の美容技術や製品を紹介する展示会を実施した点です。この取り組みによって顧客との交流が深まり、ブランド価値を再認識させるとともに、社員の誇りや士気も高めることに成功しました。また、SNSを活用した情報発信を強化し、グローバルでの認知度向上にもつながりました。
参考:株式会社資生堂
株式会社セブン&アイ・フードシステムズ(デニーズ)は、2023年に迎えた創業50周年を記念して、特別なキャンペーンやイベントを実施しました。期間限定でファッションブランドや名シェフとのコラボメニューを提供し、顧客に新たな体験を提供。また、50周年記念の「Denny’sぴあ ファンブック」を発売し、デニーズの歴史を振り返りながら割引クーポンを配布しました。SNSを活用してファンとの交流を深め、地域ごとのイベントでスタッフと顧客の関係を強化。ブランドイメージの刷新と新たなファン層の獲得に成功しました。
参考:株式会社セブン&アイ・フードシステムズ(デニーズ)
総合化学メーカーのBASFジャパン株式会社は、2019年に日本法人設立70周年を迎え、記念の一環として茅ヶ崎サザンビーチで社員とその家族約110名が参加するクリーンアップ活動を実施しました。同活動は、国際的な海岸清掃イベントである「国際海岸クリーンアップ」の一部として行われ、参加者はごみの分類や計測、データ記録を通じて環境問題への理解を深めました。地域貢献を目指した取り組みによって、地域社会からの認知を高めるとともに、企業の環境への取り組みを一層強化する結果を生み出しました。
参考:BASFジャパン株式会社
2010年に日本上陸25周年、世界で創業50周年を迎えた株式会社ドミノ・ピザ ジャパンは、「25周年」にちなんだ25個の特別企画を展開しました。その中でも、25周年を迎える記念日である9月30日生まれの赤ちゃんに対して、25歳まで毎年ピザを贈るという取り組みが大きな注目を集めました。また、「ネット注文で25人に1人が無料」や、特定店舗で「ピザ1枚を25円」で提供する大胆なプロモーションも話題となりました。これらのユニークな企画は、SNSやメディアで広く取り上げられ、企業のブランド力向上につながりました。
参考:PR TIMES:「ドミノ・ピザが日本上陸25周年を記念」
工業用模型製造業を営む株式会社ダイワ・エム・ティは、2016年に創業100周年を迎え、記念イベントを多岐にわたって実施しました。その一環として、社員全員が参加したポスター撮影や、感謝の気持ちを込めた香港・マカオへの社員旅行が行われました。ポスター撮影については、当初、従業員の中から「作業を中断してまで写真撮影を行う意味があるのか」という反対の声が上がりましたが、企業の成長を象徴する機会としてその重要性を一人ひとりに理解してもらい、最終的には全員の協力を得ることができました。これらの過程を通じて、社員間の絆が深まり、会社全体のモチベーション向上にもつながりました。
参考:株式会社ダイワ・エム・ティ
周年イベントを成功させるために押さえておきたいポイントは以下の3つです。
・コンセプトとターゲットを明らかにする
・社内全体を積極的に巻き込む
・一過性の開催にとどまらず未来につなげる
それぞれの内容をについて、詳しく見ていきましょう。
周年イベントを成功させるには、コンセプトの明確化が欠かせません。企業が伝えたいメッセージを最初に定めれば、イベント全体の方向性が決まります。さらに、ターゲット層を特定し、各層に合わせたアクティビティやキャンペーンを選ぶことが重要です。社内の従業員、取引先や顧客、地域社会など、ターゲットごとに内容を調整すればより多くの人々に感動を届けられるでしょう。
周年イベントを成功させるには、社内の協力が重要です。経営陣だけでなく、現場の従業員まで巻き込むと、イベントに一体感が生まれます。従業員が企画や運営に参加すれば、士気が向上し、イベントに対する愛着や誇りが生まれやすくなります。また、社内の一体感を高めるために、チームビルディング活動を取り入れるのも効果的です。
周年イベントは単なる一過性の行事ではなく、未来へのステップとして位置づける必要があります。イベント後も継続的な活動を行い、参加者との関係を深め、フィードバックを収集することが求められます。また、周年を機に新たな挑戦を発信し、次の目標に向けた展望を示すことで、企業の未来に対する明確な道しるべを作り出せます。たとえば、翌年の目標や新商品・サービスの発表に向けて伏線を張れば、イベント後も企業の成長を実感できる継続的な影響を与えられるでしょう。
周年イベントを成功させるためには、しっかりとしたコンセプト設定やターゲットの明確化、社内外の協力が不可欠です。成功事例やアイデアを参考にし、自社の特色や目指す方向性に合った方法を選び、長期的な視点でイベントを活用することが大切です。 今回紹介したポイントを元に、ぜひ感動を呼び起こす周年イベントを開催し、企業の成長へと繋がる一歩を踏み出してみてください。
株式会社オージャストでは多数の社内イベント制作実績があり、社内イベントプロデュースの実績は800件以上、お取引企業様数は500社以上!
2006年の設立以来、社内イベントに特化したイベントプロデュースを行っている、国内希有の社内イベント専門会社です。
特に経験価値をより高めるイベントプロデュース力には定評があり、社内イベントのリピート率は76.9%!
大切な周年イベントはぜひ一度社内イベントのプロにご相談ください。ご相談は無料です!
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