社内イベント・クリエイティブ
社内イベント・クリエイティブ制作のオージャスト2023-10-20
2023-10-20
たくさんの住居、公共施設、会社や学校が集まり、経済や文化の中心地として発展してきた都市。
より良い生活を求めて都市部に移住することは至極自然なことですが、このまま都市に住む人が増え続けると、現在の安全で快適な住居環境を保ち続けることは難しいといわれています。
この記事では、 SDGs目標11「住み続けられるまちづくりを」の概要とターゲット、私たちにできることについて解説します。
SDGsに関心を寄せる方はぜひ参考にしてください。
目次
SDGs目標11は「包摂的で安全かつ強靭(レジリエント)で持続可能な都市および人間住居を実現する」をテーマに、持続可能でよりよい社会の実現を目指す世界共通の目標です。
2018年版の「※国連世界都市化予想(UN World Urbanization Prospects)」によると、現在、都市に暮らす人の割合は、世界人口の半分以上にあたる55%です。
今後はますます都市に住む人が増えると予想されており、2050年には68%、世界人口の3分の2が都市に住むと考えられています。
都市に人口が集中することで、住宅が不足して住居費が高くなり、車の排気ガスで空気が汚れ、大量のゴミをどう処理するかという問題も起きてしまいます。
また多くの人や建物が集まるだけに、災害があっても被害を最小限に抑えていち早く復旧できるよう、自然災害にも強いまちづくりが今後の都市に求められる条件です。
SDGs11「住み続けられるまちづくりを」では、世界的な都市化動向が加速する現代において、包摂的かつ持続可能な都市化を促進しながら、すべての人が安心して暮らせるまちや災害に強いまちをつくることを目標としています。
※出典: https://population.un.org/wup/
SDGs11「住み続けられるまちづくりを」では、7つの詳細な目標(1〜7)と、a〜cの具体的な3つの対策(a〜c)が掲げられています。
目標11の具体的なターゲットは、以下の10項目です。
11.1 | 2030年までに、全ての人々の、適切、安全かつ安価な住宅及び基本的サービスへのアクセスを確保し、スラムを改善する。 |
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11.2 | 2030年までに、脆弱な立場にある人々、女性、子供、障害者及び高齢者のニーズに特に配慮し、公共交通機関の拡大などを通じた交通の安全性改善により、全ての人々に、安全かつ安価で容易に利用できる、持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する。 |
11.3 | 2030年までに、包摂的かつ持続可能な都市化を促進し、全ての国々の参加型、包摂的かつ持続可能な人間居住計画・管理の能力を強化する。 |
11.4 | 世界の文化遺産及び自然遺産の保護・保全の努力を強化する。 |
11.5 | 2030年までに、貧困層及び脆弱な立場にある人々の保護に焦点をあてながら、水関連災害などの災害による死者や被災者数を大幅に削減し、世界の国内総生産比で直接的経済損失を大幅に減らす。 |
11.6 | 2030年までに、大気の質及び一般並びにその他の廃棄物の管理に特別な注意を払うことによるものを含め、都市の一人当たりの環境上の悪影響を軽減する。 |
11.7 | 2030年までに、女性、子供、高齢者及び障害者を含め、人々に安全で包摂的かつ利用が容易な緑地や公共スペースへの普遍的アクセスを提供する。 |
11.a | 各国・地域規模の開発計画の強化を通じて、経済、社会、環境面における都市部、都市周辺部及び農村部間の良好なつながりを支援する。 |
11.b | 2020年までに、包含、資源効率、気候変動の緩和と適応、災害に対する強靱さ(レジリエンス)を目指す総合的政策及び計画を導入・実施した都市及び人間居住地の件数を大幅に増加させ、仙台防災枠組2015-2030に沿って、あらゆるレベルでの総合的な災害リスク管理の策定と実施を行う。 |
11.c | 財政的及び技術的な支援などを通じて、後発開発途上国における現地の資材を用いた、持続可能かつ強靱(レジリエント)な建造物の整備を支援する。 |
目標11達成のために私たちにできることを3つ紹介します。
SDGs11では、災害での被害を抑制することが目標のひとつとして掲げられています。
いつ災害が起きても適切に対処できるように、日頃から避難所や避難ルートを確認することが大切です。
自宅や学校、職場など、場所によって避難場所やルートは異なりますので、自分がどこにいても慌てずに避難できるよう家族や友人と避難経路をあらかじめ確認しておきましょう。
住みやすいまちづくりを実現させるためには、都市化にともなう環境問題にも配慮しなければなりません。
大気汚染の原因となる自動車の利用を減らし、移動にはなるべく徒歩や自転車を使うようにしましょう。
徒歩や自転車での移動が難しいといった場合、電車や新幹線などの公共交通機関を利用することで、大気汚染への影響を少なくできます。
企業としては、SDGs11「住み続けられるまちづくりを」に関与する団体やコミュニティとパートナーシップを築き、SDGsの取り組みをすすめることで目標達成に貢献できます。
例えば、企業が所在する自治体と連携して町おこしを兼ねた活動を行ったり、他国の住居環境を支援したりするなど、幅広くできることがあります。
この記事では、SDGs目標11「住み続けられるまちづくりを」の概要とターゲット、私たちにできることについて解説しました。
17つあるSDGsの目標のなかでも、自分たちの暮らしに直結する目標11は、身近に感じることができるテーマであるといえます。
安全で暮らしやすい都市にするためになにができるのか、まずは自身が暮らす地域を見つめ直してみてはいかがでしょうか。
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