社内イベント・クリエイティブ

社内イベント・クリエイティブ制作のオージャスト

お電話でのお問い合わせ 0120-487-121

トピックス

SDGs目標2「飢餓をゼロに」の現状と私たちにできること

2022-09-13

SDGs目標2「飢餓をゼロに」の現状と私たちにできること

2022-09-13

「飢餓」という言葉は、豊かな国で暮らす私たち日本人にとって、あまり馴染みのない言葉かもしれません。
しかし、日本でも食品ロスや食事を満足に取れない人の増加など、食に関する問題が認知されてきています。
この記事では、SDGsの目標2「飢餓をゼロに」の概要、ターゲット、私たちにできることについて解説しますので、今後のSDGsの取り組みの参考にしてください。
 
 

SDGs目標2「飢餓をゼロに」とは?概要と重要性

SDGs(持続可能な開発目標)の目標2「飢餓をゼロに」は、飢餓の撲滅と持続可能な農業の推進を目的とした国際的な共通目標です。
現在、約8億人が飢餓に苦しみ、特に発展途上国の農村部や子どもたちが深刻な影響を受けています。
飢餓の主な背景には、気候変動、紛争、経済格差があり、食糧供給の不安定さを引き起こしています。
また、フードロスや食料供給の不均衡も課題とされており、これらを解決するためには、環境を保護しながら安定的に食料を生産する持続可能な農業が重要です。
目標2は、2030年までに飢餓と栄養不良を根絶し、すべての人々が栄養価の高い食事を得られるようにすることを目指しています。
 
 

SDGs目標2のターゲットと具体的内容

SDGs目標2「飢餓をゼロに」には、飢餓を根絶し、持続可能な農業を実現するための5つの具体的なターゲットが設定されています。
さらに、目標を達成するための3つの実施手段(a〜c)もあわせて掲げられています。
目標2のターゲットは以下の8項目です。
 
 

2.1 2030年までに、飢餓を撲滅し、全ての人々、特に貧困層及び幼児を含む脆弱な立場にある人々が一年中安全かつ栄養のある食料を十分得られるようにする。
2.2 5歳未満の子供の発育阻害や消耗性疾患について国際的に合意されたターゲットを2025年までに達成するなど、2030年までにあらゆる形態の栄養不良を解消し、若年女子、妊婦・授乳婦及び高齢者の栄養ニーズへの対処を行う。
2.3 2030年までに、土地、その他の生産資源や、投入財、知識、金融サービス、市場及び高付加価値化や非農業雇用の機会への確実かつ平等なアクセスの確保などを通じて、女性、先住民、家族農家、牧畜民及び漁業者をはじめとする小規模食料生産者の農業生産性及び所得を倍増させる。
2.4 2030年までに、生産性を向上させ、生産量を増やし、生態系を維持し、気候変動や極端な気象現象、干ばつ、洪水及びその他の災害に対する適応能力を向上させ、漸進的に土地と土壌の質を改善させるような、持続可能な食糧生産システムを確保し、強靭(レジリエント)な農業を実践する。
2.5 2020年までに、国、地域及び国際レベルで適正に管理及び多様化された種子・植物バンクなども通じて、種子、栽培植物、飼育・家畜化された動物及びこれらの近縁野生種の遺伝的多様性を維持し、国際的合意に基づき、遺伝資源及びこれに関連する伝統的な知識へのアクセス及びその利用から生じる利益の公正かつ衡平な分配を促進する。
2.a 途上国、特に後発途上国における農業生産能力向上のために、国際協力の強化などを通じて、農村インフラ、農業研究・普及サービス、技術開発及び植物・家畜のジーン・バンクへの投資の拡大を図る。
2.b ドーハ開発ラウンドのマンデートに従い、全ての農産物輸出補助金及び同等の効果を持つ全ての輸出措置の同時撤廃などを通じて、世界の市場における貿易制限や歪みを是正及び防止する。
2.c 食料価格の極端な変動に歯止めをかけるため、食料市場及びデリバティブ市場の適正な機能を確保するための措置を講じ、食料備蓄などの市場情報への適時のアクセスを容易にする。

 
 

飢餓の原因とは?自然災害や気候変動が与える影響

飢餓とは、食料が不足し、人々が必要な栄養を摂取できない状態を指します。
飢餓の原因には、自然災害、気候変動、紛争などが含まれます。
特に発展途上国では、農業技術が未発展であるため、生産量が限られ、十分な食料の確保が難しいことが多いです。
また、インフラの整備不足や保存設備の不備も、食料供給の不安定さを引き起こし、飢餓をさらに悪化させています。
これらの要因が複雑に絡み合い、飢餓の深刻化を招いているのです。
 
 

SDGs目標2で私たちにできること

SDGs目標2「飢餓をゼロに」では、飢餓の撲滅と食糧安全の確保が掲げられています。
目標を達成するためには、個人と企業がそれぞれの立場に応じた積極的な取り組みが欠かせません。
以下に、具体的なアクションを紹介します。
 

個人がSDGs目標2達成のためにできること

SDGs目標2を達成するために、私たち個人ができる効果的なアクションには以下のようなものがあります。
1. 食品ロスの削減
2. 支援団体に寄付をする
それぞれの取り組みがどのように貢献するのか、詳しく解説します。
 

1. 食品ロスの削減

食品ロス削減への取り組みは、SDGs目標2「飢餓をゼロに」の達成に大きく貢献します。
世界での食糧援助量は年間約320万トンですが、日本ではその2倍に相当する646万トンもの食品が毎年無駄に捨てられています。
私たち一人ひとりが食品ロスを減らすために、例えば食材の使い切りや計画的な購入を心掛けることが重要です。
家庭での食品廃棄物の削減に取り組むことで、無駄を減らし、飢餓問題の解決に向けた貢献が可能です。
食品ロスについてはSDGS目標12の記事もぜひご覧ください
 

2. 支援団体に寄付をする

飢餓の解決に向けて私たちができることのひとつは、団体を通じての寄付です。
持続可能な農業の実現に直接関わることが難しくても、支援団体へ食糧支援の寄付を行うことで、飢餓に苦しむ人々に間接的に貢献できます。
例えば、国際的なNGOや実績のある支援団体に寄付することで、資金が効果的に活用され、飢餓問題の解決に大きく寄与します。
寄付は現地での食料支援やプログラムの運営に使われ、持続的な支援としても重要です。
 

企業がSDGs目標2達成のためにできること

企業は、SDGs目標2「飢餓をゼロに」の達成に向けて、以下の具体的な取り組みを通じて重要な役割を果たすことができます。
1. 技術支援による就労機会の提供
2. 栄養状態の改善
3. フードロス削減のためのマッチング
それぞれの取り組みが、飢餓解決にどのように貢献できるのかを詳しくみていきましょう。
 

1. 技術支援による就労機会の提供

企業がSDGs目標2「飢餓をゼロに」の達成に向けて貢献する方法のひとつは、技術支援を通じて就労機会を提供することです。
特に発展途上国では、技術とスキルの不足が農業生産性や食料供給に大きな影響を与えています。
企業が現地の農業技術やマネジメントスキルを支援することで、現地の人々が持続可能な農業技術を学び、効率的に作物を生産できるようになります。
例えば、農業機器の提供やオンラインセミナーを通じて現地の技術支援を行うことで、雇用機会の増加や生産性の向上を促進し、飢餓問題の根本的な解決に向けた持続可能なインフラの整備と地域の自立を支援することが可能です。
 

2. 栄養状態の改善

栄養状態の向上は、企業がSDGs目標2に貢献するための重要なアプローチです。
企業は、栄養価の高い食品の供給や栄養教育プログラムの実施を通じて、現地の人々の健康をサポートできます。
具体的には、栄養補助食品の提供や食生活の改善を促進するキャンペーンを展開し、健康的な生活を支援して長期的な栄養改善に寄与します。
こうした活動により、企業は飢餓問題の根本的解決に向けた重要な一歩を踏み出し、持続可能な社会の実現に貢献できます。
 

3. フードロス削減のためのマッチング

余剰食品のマッチングは、世界中で深刻な問題となっているフードロスを減らす有効な方法であり、飢餓の解決にもつながります。
過剰に生産された食品や賞味期限が近い食品を、必要としている団体やコミュニティに届けるためのシステムを導入し、運用することが可能です。
具体的には、フードロス削減を目的としたプラットフォームを通じて、余剰食品を適切に分配し、無駄を減らす取り組みが考えられます。
このような活動を通じて、企業は食品の有効活用を推進し、世界的なフードロス削減と飢餓問題の解決に貢献することができます。
 
 

まとめ

今回は、SDGs目標2「飢餓をゼロに」の概要、ターゲット、そして飢餓解決に向けた具体的な取り組みを解説しました。
SDGs目標2は一見大きな課題に感じるかもしれませんが、現状を知り、一人ひとりが少しずつ行動を起こすことで目標達成に貢献できます。
本記事を参考に、今日からSDGsへの貢献を意識して、できることから始めてみましょう。

 
 

再利用可能な展示ブース【Re:ブース】

日本では、年間およそ700件(一般社団法人 日本展示会協会調べ)の展示会が開催されており、約77000社の企業がブースを設営しています。
現在SDGsを推進している大企業も含む多くの企業・団体が、未だに木工のブースを制作しては壊しているのです。

当社では再利用可能な展示ブース【Re:ブース】にて、年間75~100件以上の展示会をサポートさせて頂いており、多くのお客様にお喜び頂いております。
SDGsの12の目標である「つくる責任つかう責任」に対して、全国規模で目標達成に取り組んで参ります。

再利用可能な展示ブース【Re:ブース】で、地球環境を守りましょう。
導入のご相談など、お気軽にお問い合わせくださいませ。

rebooth_lp

地球環境に配慮した次世代型展示ブース【Re:ブース】の詳細はこちら