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内定者懇親会の企画から当日の流れまで完全ガイド

2026-06-26

内定者懇親会の企画から当日の流れまで完全ガイド

2026-06-26

採用活動を終えてほっと一息ついたのも束の間、次に待ち受けるのが「内定者懇親会をどう企画するか」という課題です。内定承諾後から入社までの期間は、内定者にとって期待と不安が入り混じる時間帯であり、この時期の関わり方が入社後のエンゲージメントや早期離職防止に大きく影響するといわれています。 しかし、「何をすればいいかわからない」「毎年なんとなく同じ内容になってしまう」「準備の手間が想像以上に大きい」という声は人事・総務担当者から非常によく聞かれます。

本記事では、内定者懇親会の目的の整理から、企画立案、タイムライン設計、当日の進行、事後フォローまでを実務目線で詳しく解説します。

内定証書については「内定証書とは?様式や内容、内定式での授与〜無料テンプレートをご紹介」もご参考ください。

内定者懇親会の目的を明確にする

企画を始める前に、まず「この懇親会で何を実現したいのか」を言語化することが重要です。目的があいまいなまま会場や演目を決めると、当日の内容が散漫になりがちです。

内定者懇親会の主な目的は大きく三つに整理できます。

不安の解消と入社意欲の維持
内定から入社まで数か月のブランクがある場合、内定者は「本当に自分に務まるのか」「職場の雰囲気はどんな感じか」といった漠然とした不安を抱えています。懇親会はこの不安を和らげ、入社に向けた前向きな気持ちを醸成する場になります。

内定者同士のつながりの形成
同期になる仲間と事前に顔見知りになっておくことで、入社後の職場への馴染みやすさが高まります。特に大人数の採用をおこなう企業では、同期の存在が入社初期の大きな精神的支柱になります。

企業文化・理念の体験的な理解
説明会や面接では伝えきれない会社の「空気感」や「人の温度感」を感じてもらう機会です。先輩社員との交流や経営層からのメッセージを通じて、採用広報では届かなかったリアルな企業像を共有できます。

目的を定めたら、成功の定義(KPI)も合わせて設定しましょう。たとえば「懇親会後のアンケートで入社意欲が高まったと回答した割合」「内定者同士で連絡先を交換した割合」などが指標として使いやすいです。数値で振り返ることで、翌年の改善にもつなげられます。

 

企画立案のステップと準備チェックリスト

目的が決まったら、具体的な企画に入ります。社内イベント全般に共通することですが、準備チェックリストを早い段階で作成し、担当者・期限・ステータスを可視化することが抜け漏れを防ぐ基本です。

ステップ1:開催形式と規模の決定

まず、対面・オンライン・ハイブリッドのどれで開催するかを決めます。参加者が全国に散らばっている場合や、遠方からの交通費負担を軽減したい場合はオンラインや配信併用が有効です。ただし、内定者同士のリアルなコミュニケーションを重視するなら、対面の価値は依然として大きいです。参加人数の目安も早めに確認し、会場の収容規模や食事の手配に反映します。

ステップ2:日程と会場の決定

内定者の多くはまだ学生であることを踏まえ、平日夕方から夜間、または土日の開催が参加しやすい傾向があります。大学の試験期間や就活イベントが集中する時期は避けるよう配慮しましょう。会場は、会社の会議室・セミナールーム、近隣のレンタルスペース、飲食店の個室など複数の選択肢があります。交流を重視するなら、着席スタイルよりも立食や島型配置が効果的です。

ステップ3:予算の策定

予算に含まれる主な費目は、会場費・飲食費・備品や装飾費・制作物(冊子や名札など)・通信・映像費(オンライン対応時)・司会・スタッフ費などです。費目ごとに上限を設定し、社内承認を早めに取ることで後から予算超過に焦るリスクを減らせます。

ステップ4:コンテンツ設計

何を体験してもらうかを決めるのが最も企画の腕の見せどころです。典型的なコンテンツ例としては、経営陣や人事からの会社説明・メッセージ、先輩社員との座談会、内定者同士のグループワークやゲーム、食事・歓談の時間などが挙げられます。コンテンツの順番は「緊張をほぐす→つながりを作る→意欲を高める→不安を解消する」という感情の流れを意識すると自然な進行になります。

ステップ5:進行台本と担当者の確定

社内イベント全般において、進行台本が粗いと当日の運営がぎこちなくなります。台本には時間配分・担当者・司会のセリフ・転換のきっかけ(キュー)を明記してください。登壇者(先輩社員や経営層)が次の演目や自分の出番を把握していないと場に沈黙が生まれるため、事前共有とリハーサルは欠かせません。

 

当日の流れ(タイムライン例)

ここでは、対面形式・所要時間3時間程度を想定した一般的なタイムライン例を紹介します。規模や目的に応じてアレンジしてください。

開場・受付(開始30分前〜開始時刻)

受付では名前確認・名札の配布をおこないます。内定者は初めての場所に来る緊張感があるため、受付スタッフが笑顔で迎え入れることが第一印象を大きく左右します。会場内に案内図や座席表を掲示し、迷わず着席できるよう配慮しましょう。BGMを流しておくと、沈黙の気まずさが和らぎます。

開会・あいさつ(15〜20分)

司会者による開会宣言のあと、人事担当者または経営層から歓迎のあいさつをおこないます。このあいさつは「皆さんを迎えられることが嬉しい」という温かいトーンで伝えることが大切です。会社のビジョンや文化に軽く触れながら、「今日はリラックスして楽しんでください」と場の雰囲気をほぐす一言を入れると効果的です。

アイスブレイク(15〜20分)

内定者同士がまだ初対面の段階では、いきなりグループ討議や自由歓談を促しても会話が弾みにくいです。クイズ形式の自己紹介、ビンゴ(共通点を探すヒューマンビンゴ)、簡単なチームゲームなど、体を動かしたり笑いが生まれたりするコンテンツでまず場を和ませましょう。このフェーズが成功すると、後の歓談が格段にスムーズになります。

先輩社員との座談会(30〜40分)

内定者が最も知りたいのは「入社後のリアルな職場像」です。若手社員数名がテーブルごとに分かれて内定者と対話する形式が、質問しやすく会話が広がりやすいと好評です。先輩社員には「どんな質問が来ても正直に答えてよい」と事前に伝え、過度に会社を良く見せようとしない雰囲気を作ることが信頼につながります。よくある質問例(一日のスケジュール、配属の流れ、社内の雰囲気など)を先輩社員に共有しておくと話しやすくなります。

食事・フリータイム(40〜50分)

懇親の核ともいえる時間です。テーブルの配置を途中で変えるシャッフルタイムを設けると、より多くの人と交流できます。このタイミングで先輩社員だけでなく、人事担当者も積極的に内定者のテーブルを回り、個別の不安や質問を拾い上げましょう。飲食の内容はアレルギー対応を事前にアンケートで確認しておくことが必要です。

グループワーク・共同体験(20〜30分)

食事後の活力がある時間帯に、内定者が一緒に何かを作り上げる体験を入れるとチームとしての一体感が生まれます。たとえば「会社の課題を自由に議論して提案をまとめる」「共通点でグループ分けをするゲーム」「入社後の目標を一言で書いてシェアする」など、難易度を上げすぎず参加のハードルを低く設定することがポイントです。

質疑応答・クロージング(15〜20分)

最後に、人事担当者や経営層が改めて登壇し、内定者からの質問をまとめて受け付けます。入社手続きのスケジュールや次回の連絡事項もこのタイミングで案内すると、内定者が「次に何をすればいいか」を明確に持って帰ることができます。締めのあいさつは「入社を心待ちにしている」という言葉で温かく結びましょう。

閉会・見送り(10分)

退場時も受付スタッフが笑顔で見送ります。帰り際に簡単なアンケート(紙またはQRコードでフォームへ)への回答を依頼すると、当日の満足度や課題を素早く回収できます。

 

オンライン・ハイブリッド開催の注意点

遠方の内定者が多い場合や、感染症対策・コスト最適化の観点からオンラインや配信併用を選択するケースも増えています。ただし、オンライン懇親会は対面と比べて「偶発的な会話が生まれにくい」「画面越しでは場の空気が伝わりにくい」という特性があるため、設計上の工夫が求められます。

オンライン開催で特に注意すべき点は、音声・映像のトラブル対策です。本番前の接続テストと予備回線の用意を徹底し、トラブル時の対応フローを事前にスタッフ間で共有しておきましょう。参加者(内定者)側の環境もばらつきがあるため、事前に接続方法や必要機材を丁寧に案内することが重要です。

コンテンツ面では、一方向の説明が長くなるとオンラインでは特に集中力が途切れやすいです。20〜30分ごとにブレイクアウトルームを使った少人数トークや、チャット・リアクションを活用した双方向のやり取りを挟むと、参加感が高まります。ハイブリッド開催の場合は、会場にいる参加者とオンライン参加者が同等に発言しやすい進行設計を意識してください。

 

事後フォローとPDCAサイクル

懇親会は開催して終わりではありません。終了後のフォローと振り返りが、翌年以降の改善と内定者との継続的な関係構築に直結します。

アンケートの実施と分析

当日または翌日以内にアンケートを送付し、満足度・コンテンツへの評価・不安の解消度・入社意欲の変化などを回収します。自由記述欄を設けることで、設問に収まらないリアルな声が得られます。回答結果は企画担当者間で共有し、次回企画の改善点として記録に残しましょう。

内定者への継続的なコミュニケーション

懇親会後も、入社までの期間に定期的な連絡を絶やさないことが大切です。社内報のシェア、業務に関連する読み物の紹介、次回のイベント告知などを通じて接点を維持することで、内定者の入社意欲を継続的に支えられます。SNSグループやコミュニティツールを使った内定者同士のつながり維持も近年よく見られる施策です。

担当者間の振り返りミーティング

運営チーム内で「うまくいったこと」「改善すべきこと」「次回試したいこと」を整理するミーティングをおこないます。進行台本・チェックリスト・アンケート結果をセットで保存しておくと、翌年の幹事が引き継ぎやすくなります。

 

まとめ

内定者懇親会を成功させるためのポイントを振り返ります。まず、目的とKPIを明確にしてから企画に着手することが出発点です。開催形式・日程・会場・コンテンツ・予算をステップを追って決定し、進行台本と担当者を早めに確定させて十分なリハーサルをおこないましょう。当日は「緊張をほぐす→つながる→意欲を高める→不安を解消する」という感情の流れを意識したタイムラインで進行することが大切です。オンライン・ハイブリッド開催では音声・映像トラブルへの備えと双方向性の確保が鍵になります。そして開催後のアンケート回収と継続的なフォローによって、内定者との関係を入社当日まで丁寧につないでいくことが、最終的な早期定着につながります。

 

内定者懇親会はオージャストにおまかせください

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