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「現場を知らずして企画はできない」オージャスト代表が語る現場主義の原点

2026-07-15

「現場を知らずして企画はできない」オージャスト代表が語る現場主義の原点

2026-07-15

社内イベントの企画・制作・運営を手がける株式会社オージャスト代表の金功勇に、創業から一貫して大切にしてきた「現場主義」というテーマでお話を聞きました。社員総会や表彰式、採用向け映像制作など、幅広いクリエイティブ支援を行うオージャストが、なぜ「現場」にこだわり続けるのでしょうか。その背景には、代表自身が現場で積み重ねてきた経験と、クライアントの課題に向き合い続けてきた姿勢がありました。

 

「企画書の前に、まず現場を見る」という出発点

イベント制作やクリエイティブの世界では、提案資料の完成度やビジュアルの美しさが評価される場面が多くあります。しかし代表は、そうした華やかなアウトプットの前段階にこそ、最も大切なプロセスがあると言います。

「企画書を作る前に、まずクライアントの現場を見させていただくことを大切にしています。どんな人たちが働いていて、どんな空気感があって、何に課題を感じているのか。それを肌で感じないまま企画を立てても、的外れなものになってしまいます」

この言葉は、オージャストの仕事の進め方そのものを表しています。製造業のフランチャイズ展開企業の会社説明会映像を手がけた際も、ハウスクリーニング会社の採用向けコンテンツを制作した際も、まずクライアントの現場に足を運び、働く人々の声を聞くことから始めました。複雑な事業内容をわかりやすく伝える映像も、現場の実態を深く理解してこそ初めて整理できる、というのが代表の考え方です。

 

「伝わらない企画」が生まれる理由

長年この業界に携わってきた代表は、社内イベントや採用向けコンテンツが「思ったほど効果が出なかった」という声をクライアントから聞くことが少なくないと言います。その原因はどこにあるのでしょうか。

「よくあるのは、作り手側の思い込みで進んでしまうケースです。『こういうイベントにすれば盛り上がるはず』『こういう映像にすればカッコいい』という発想先行になってしまうと、受け取る社員の方々の実感とずれが生じます。社員総会にしても採用映像にしても、最終的に受け取るのは生身の人間ですから、その人たちの日常や感情に寄り添っていないと届かないんです」

代表がこう語る背景には、オージャストがこれまで手がけてきた多様なプロジェクトの経験があります。通信・製造・サービス・化粧品・印刷など、業種や規模の異なるクライアントの映像や社内イベントを制作してきた中で、「業界や規模が違えば、現場の空気も、社員に響くメッセージも大きく異なります」という実感を積み重ねてきました。スピード感と成長感を前面に打ち出した社員総会オープニング映像が刺さるクライアントもあれば、家族的な温かさや仲間との絆を表現することが響くクライアントもあります。その違いを見極めるのは、現場を知っているかどうかにかかっていると代表は言います。

 

採用映像が教えてくれた「現場主義」の本質

オージャストが手がけてきたプロジェクトの中でも、採用向けのクリエイティブ制作は「現場主義」の重要性を特に強く実感させてくれる領域だと代表は振り返ります。

「採用映像というのは、就職活動中の学生さんに会社の魅力を伝えるものですよね。でも、企業の担当者の方が思う『うちの魅力』と、実際に学生さんが求めている情報がかみ合っていないことが多いんです。だから私たちは、映像の絵コンテを描く前に、現場の社員の方々にヒアリングをして、実際にどんな仕事をしているのか、何にやりがいを感じているのかを丁寧に引き出すようにしています」

ある製造業のクライアントでは、プラント建設の現場を定点カメラで長期間撮影し、建設が完成するまでのプロセスをフォトムービーとして採用WEBに掲載するという取り組みを行いました。完成した建造物の華やかさではなく、そこに至るまでの地道な現場の積み重ねを見せることで、仕事の本質的なやりがいが伝わると考えたからです。代表はこの経験を振り返り、「現場の日常をそのまま切り取ることが、最も誠実な表現になることもあります」と語ります。

また、ある化粧品メーカーの採用説明会映像では、ブランドコンセプトをどう若い世代に伝えるかが課題でした。ここでも最初に行ったのは現場社員へのヒアリングであり、「そのブランドを好きで入社した社員の言葉こそが、最も強いメッセージになる」という判断のもとで制作が進められました。

 

経営者の「想い」をどう現場に届けるか

社内イベントや社員向けコンテンツの制作において、もう一つ代表が強調するのが、経営者の想いと現場社員の感覚を丁寧につなぐことの難しさと大切さです。

「経営者の方々は、会社をこうしていきたい、社員にこういうことを感じてほしいという強い想いをお持ちです。一方で、それが社員の方々にそのまま伝わるかというと、必ずしもそうではありません。私たちの仕事は、経営者の方の想いを翻訳して、現場の社員の方々の心に届く形に変換することだと思っています」

ある印刷サービス会社の採用向けコンテンツ制作では、経営陣の想いを映像で伝えることがテーマでした。この案件でも代表が大切にしたのは、経営陣へのヒアリングと現場社員へのヒアリングの両方を行い、その間にある「温度差」を理解することでした。経営者が語る言葉と、現場で日々仕事をする社員が感じている言葉は、同じ会社の話をしていても、使う語彙も感情の方向性も異なることがあります。その両方を知った上で初めて、どちらにも届くコンテンツが作れると代表は言います。

「社員総会や表彰式のような社内イベントは、経営層と現場社員が同じ空間で同じ時間を共有する、とても貴重な機会です。そこでかける言葉や映像、演出が的外れなものであれば、せっかくの機会が薄れてしまいます。だからこそ、イベントの設計段階から、経営層と現場社員の両方の声を聞かせていただくようにしています」

 

「現場主義」は、信頼関係を育てる姿勢でもある

現場を大切にするという姿勢は、単に制作物の品質を高めるためだけではなく、クライアントとの長期的な信頼関係を築くためのものでもあると代表は話します。

「私たちがクライアントの現場に入り込んでヒアリングをしていくと、最初は少し戸惑われることもあります。でも、プロジェクトが進むうちに、『こんなことまで調べてくれるんですね』と言っていただけることがあります。そういう瞬間に、現場を大切にしてきてよかったと感じます」

オージャストが支援してきたクライアントは、通信・製造・化粧品・サービス業など多岐にわたります。それぞれの業界の「現場の文化」は大きく異なりますが、代表は「どの現場も、丁寧に向き合えば必ず見えてくるものがあります」と語ります。

「業界が違うから難しいとか、初めてお付き合いする会社だから情報が少ないとか、そういうことを言い訳にしたくないんです。現場に足を運んで、話を聞いて、空気を感じます。それを繰り返していけば、どの会社のことも深く理解できると信じています」

この言葉には、長年にわたってさまざまな業界・規模のクライアントと向き合ってきた代表の自信と、現場主義への揺るぎない信念が込められています。華やかなクリエイティブの裏側には、地道な現場観察と対話の積み重ねがあります。それがオージャストの仕事の核心です。

 

まとめ

今回のインタビューを通じて、オージャストが大切にしてきた「現場主義」の輪郭がより鮮明になりました。企画書やクリエイティブのクオリティを高める前に、まずクライアントの現場を深く理解すること。経営層の想いと現場社員の感覚の両方に耳を傾けること。そして、その理解を積み重ねた上で初めて、本当に届くコンテンツやイベントが生まれるという信念。それは創業から一貫して変わらない、オージャストのものづくりの根幹にある考え方です。

代表は最後にこう語りました。「社内イベントもクリエイティブ制作も、最終的には人と人をつなぐ仕事です。その橋渡しを正しく行うためには、現場を知ることが何より大切だと、これからも大切にし続けたいと思っています」

取材・文:オージャスト編集部

 

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オージャストは、社員総会・キックオフ・表彰式・採用向けクリエイティブ制作など、社内イベントの企画から制作・運営まで幅広く支援しています。代表が語るように、現場へのヒアリングと丁寧な対話を大切にしながら、経営層の想いを現場の社員に届けるコンテンツとイベントをご提案しています。「どんな演出が自社に合うのかわからない」「過去のイベントがうまく伝わっていなかった気がする」というお悩みをお持ちの人事・総務・経営企画の担当者の方は、ぜひオージャストにご相談ください。