社内イベント・クリエイティブ
社内イベント・クリエイティブ制作のオージャスト2026-08-18
2026-08-18
展示会は、自社の製品やサービスを見込み客へ直接届けられる貴重な機会です。一方で、出展のたびにブースを一から製作し、会期が終われば解体して廃棄する——この繰り返しに、コストと環境負荷の両面で課題を感じている担当者は少なくありません。本記事では、展示会ブースのSDGs対応を「コスト増」ではなく「コスト削減と差別化の両立」につなげる考え方として、繰り返し使えるリユースブースという選択肢を、具体的な数値とともに解説します。
目次
多くの展示会ブースは木工造作で製作され、わずか2〜3日間の会期が終わると、そのまま解体・廃棄されています。多額の費用と時間をかけて作ったブースが、数日で産業廃棄物になる——この構造が、出展のたびに大きな無駄を生んできました。従来型の使い捨てブースには、次の3つの無駄が組み込まれています。
・コストの無駄:毎回ゼロから木工製作するため、出展のたびに装飾費が丸ごと発生します。
・廃棄の無駄:会期後にブースの大半を廃棄するため、産業廃棄物の処理費も上乗せされます。
・環境負荷の無駄:木材の調達・加工・輸送・廃棄という全工程で、温室効果ガスを排出します。
近年は木材価格の高騰も重なり、毎回作って捨てるモデルの負担はさらに増しています。加えて、取引先や来場者、投資家までもが企業のサステナビリティへの姿勢を注視するようになり、ブースそのものが企業の環境意識を映す存在になりつつあります。
リユースブースとは、繰り返し使うことを前提に設計された展示会ブースです。会期後に廃棄せず、パーツを回収・保管し、次回以降の出展で組み替えて再利用します。ここで鍵になるのが、安価でも見栄えに制約のあるシステムパネルでも、デザインの自由度は高いが使い捨ての木工でもなく、両者の長所を組み合わせるという発想です。
木工の弱点である使い捨て・高コストを、リユースを前提とした設計で解消し、システムパネルの弱点であるデザインの制約を、造作の自由度で補います。この組み合わせによって、デザイン性を落とさずに、繰り返し使えて、コストも抑えられるブースが実現します。オージャストが提供するRe:ブースは、この考え方に基づいた再利用型の展示会ブースです。
再利用を実現するうえで重要になるのが、会期後の回収と保管の体制です。ブースを構成するパネルや什器を破損なく解体し、倉庫で品質を保ったまま次の出展まで保管できるかどうかが、リユースの成否を左右します。自社で保管場所や運搬手段を持たない場合でも、回収から保管、次回の再設営までを一貫して任せられる業者を選べば、担当者の手間を増やさずに再利用のサイクルを回せます。
リユースブースの価値は、環境貢献だけにとどまりません。コスト・廃棄・CO2という、従来型ブースが抱えていた3つの無駄を同時に解消できる点にあります。ここでは、その効果を具体的な数値とともに整理します。
ブースを再利用することで、毎回発生していた木材の調達・加工・廃棄にともなうCO2排出を大きく抑えられます。Re:ブースの場合、従来の木工ブースと比べてCO2排出量を約77%削減した実績があります。これは、企業がサプライチェーン全体で取り組む排出量削減にも直接寄与する数字です。
会期後に解体・廃棄していたブースを回収して再利用するため、廃棄物をほとんど出しません。廃棄コストが不要になるだけでなく、廃棄を出さないブースであること自体が、来場者への明確なメッセージになります。
一度製作したブースを複数の展示会で流用できるため、1回あたりの装飾費を圧縮できます。一般的な相場では、出展料は1小間あたり30〜55万円、装飾費はその小間代と同等の予算を組むケースが多いとされます。ブースを使い回すことで、この装飾費の比重を回を重ねるごとに下げられ、木工の使い捨てと比べてコストを約40%削減できます。年間に複数回出展する企業ほど、その効果は大きくなります。たとえば同じデザインのブースを年3回の展示会で使い回す場合、2回目・3回目は装飾費の大部分を再利用でまかなえるため、3回分をすべて新規製作する場合と比べて、年間の総コストを大きく圧縮できます。
環境対応の手段としては、排出したCO2を植林やクリーンエネルギー事業への投資で埋め合わせるカーボンオフセットもよく知られています。これも有効な取り組みですが、そもそもの排出量自体を減らすリユースは、より根本的なアプローチだといえます。両者は対立するものではなく、まずリユースで排出を抑えたうえで、残った分をオフセットで補えば、環境負荷をさらに小さくできます。
環境対応はコストがかかるというイメージは、リユースブースには当てはまりません。むしろ、コスト削減と環境貢献を同時に実現しながら、その取り組みを出展メッセージとして活用できる点が強みです。具体的には、次のような打ち出し方が考えられます。
・ブースに、繰り返し使えるブースであることや、CO2を約77%削減していることを掲示し、環境意識の高い来場者の関心を引く。
・エコやサステナビリティをテーマにした展示会で、ブースそのものを取り組みの実例として見せる。
・自社のサステナビリティレポートやIR資料に、展示会での具体的な実践として記載する。
展示会は、来場者が数秒でそのブースに入るかどうかを判断する場です。サステナブルなブースであるという一点が、他社と並んだときの差別化ポイントになります。
初めてリユースブースを検討する場合は、いきなり大規模なブースから始める必要はありません。まずは年間の出展計画を洗い出し、どの展示会で同じデザインのブースを流用できるかを整理するところから始めます。出展のたびに単発で発注するのではなく、年間を通じて資材を使い回す前提で計画すると、1回あたりのコストを抑えながら、どの展示会が成果につながったかを同じ条件で比較しやすくなります。
次に、ブースのどの部分を再利用し、どの部分を展示会ごとに変えるかを切り分けます。基本構造やパネルは共通化し、グラフィックや訴求メッセージだけを差し替えることで、見た目の新鮮さを保ちながら再利用率を高められます。こうした設計は、経験のある専門業者に相談することで、自社の出展計画に合わせて最適化できます。
最後に、出展後の振り返りを次回の設計に反映させます。同じデザインのブースを使い続けることで、装飾以外の要素、たとえば動線や訴求メッセージ、運営体制が成果にどう影響したかを比較しやすくなります。この振り返りを積み重ねることが、出展効果そのものの改善につながります。
リユースブースを検討する際に、担当者からよく寄せられる疑問を整理します。導入前の判断材料として参考にしてください。
・デザインの自由度は下がらないか:トラスとシステムパネルを組み合わせるため、ロゴやコーポレートカラーを前面に出した訴求力の高いブースも製作できます。再利用を前提にしても、見た目で他社に見劣りすることはありません。
・毎回同じ見た目になってしまわないか:基本構造は共通化しつつ、グラフィックや展示内容を差し替えることで、来場者に与える印象は展示会ごとに変えられます。季節やテーマに合わせた演出も可能です。
・初回コストは高くならないか:初回は再利用を前提とした設計を行うため一定の費用がかかりますが、2回目以降の流用でその差は回収され、複数回の出展を通してトータルコストは下がっていきます。
展示会ブースの使い捨ては、コスト・廃棄・CO2という3つの無駄を生み続けてきました。繰り返し使えるリユースブースは、その3つを同時に解消し、廃棄をほとんど出さず、CO2排出量を約77%、コストを約40%抑えることを可能にします。そして何より、SDGsへの取り組みが出展そのものの訴求力になる点が、従来型ブースにはない価値です。デザイン性を犠牲にせず、環境にもコストにも配慮した展示会出展を、次の一手として検討してみてください。
あわせて読みたい:展示会ブースとSDGsを両立する方法|Reブースで変わる出展戦略、展示会ブースの費用相場|1小間の内訳とコストを抑える方法

オージャストは、繰り返し使えるRe:ブースをはじめ、展示会ブースの企画・デザイン・製作・設営・撤去までをワンストップで支援しています。出展回数や小間数にあわせて、コスト削減と環境配慮を両立するご提案が可能です。展示会ブースのSDGs対応にご関心のある担当者様は、まずはお気軽にご相談ください。無料でお見積りをご提示します。
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